80年代半ばのこと。日本と中国との合同で開催された「茶文化節」において、日本人側から「ここ(湖州長興市森林保護区)の水はおいしく、中国だけでなく日本の緑茶にも良く合う。源泉を掘ったら良い水が出るのではないか。」との指摘があり。そうやって開発が始まったとか。
6箇所掘った源泉のうちの一つから、ミネラルウォーターとしての標記が許される規定の量を上回る偏珪酸(日本語では「メタケイ酸」と標記されます)とストロン チウムを含む鉱泉水が生まれました。(他の五つの源泉は、水質も良く、ミネラルを含むものの、「鉱泉水」と標記するまでの数値には達しないため「天然水」 という標記がされています。)
食べ物からとり得れた様々な栄養素(ビタミン・鉄分・カルシュウム等)もミネラルがなければ体内に吸収されたり作用したりできません。ちょうど自動車のガソリンとオイルの関係に似ています。
食べ物にもミネラルが含まれていますが吸収できる量は非常に限られています。
しかし水に溶け込んだミネラルは体内に殆ど吸収されるので健康増進に効果があるのです。
ミネラルが一切含まれていない純浄水は体内のミネラルを排泄させてしまうのでお年よりや妊婦の方の飲用は適さないと言われています。
成分含有量 (mg/l) |
効能 |
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メタケイ酸 20 |
血管を軟化させ、血管の弾力性を保つ働きがあり、動脈硬化や心臓・血管の病気に明らかな緩和作用が確認されている。さらに温泉成分の一つであるメタケイ酸はその制酸作用が指摘されており、胃酸を抑えることで知られています。 |
ストロンチウム 0.1 |
ストロンチウムも血管の機能や構造と関係があり、ナトリウムと競合し、ナトリウムの吸収を減らし、ナトリウムの排泄を促進することによって、高血圧と心臓・血管病の発生を防止できると推測されている。 |
リチウム 0.01 |
リチウムは自然界で化合物の形で現れる。リチウムは中枢神経活動を調節する働きがあり、気持ちを落ち着かせ、造血機能を改善し、免疫力を高めることができる。アメリカの研究によると、リチウムの含有量の高い水を飲んでいる人たちは、気持ちが安定し、精神病の発病率が低い。また心臓・血管病の死亡率も低い。アメリカのリアサンダー州のインディアン人地域でリチウム含有量0.1mg/Lの水を飲んでいる人たちは胃の病気や十二指腸潰瘍の発病率が低いことが分かった。 |
マグネシウム 4.46 |
マグネシウムはミネラルの一種で、 約半分が骨組織に含まれており、残りは筋肉その他の細胞に多く含まれています。ビタミンB群とともにエネルギー代謝や核酸の合成に関わっており、また酵素の働きを助ける重要な役割を担っています。マグネシウムが不足するとせっかく摂取したカルシウムなどの他のミネラルを体内で効果的に使うことができません。 |
カルシウム 15 |
骨や歯を作るのに必要になります。他には神経を安定させたり、血圧をさげたり動脈硬化を防ぐ効果があります。何もしてなくても、毎日カルシウム300~600mgは体外へと尿や便と言う形で排出されます。その不足したカルシウムを補うために、骨や歯からカルシウムが溶け出すと言われています。 |
鉄分 0.16 |
鉄分の主な働きは、血液中にあるヘモグロビンの構成成分となって各器官に酸素を運ぶことです。鉄分が不足すると身体が酸欠状態になり、朝起きるのがつらい、血色がよくない、息切れがする、下まぶたの裏側や爪が白っぽいといった貧血の前ぶれ症状が現れます。 |